カツの自由人日記
ソムリエナイフに込めた思い。
ZEROで使っているソムリエナイフが少し故障して、使いにくくなってしまいました。
先日お客さんの前でいつものようにワインを開けてるとき、
不便さを感じながら、しみじみとすでに1年間使ったのだと思い、
ナイフを見てたら涙が出そうになりました。

あれは2005年10月。
イタリア行きのチケットも取り、ビザの申請も終えた頃。
いつものように人生の師匠といつもの店で飲んでたところ、
師匠があるものをカツに差し出しました。

ライオールの象牙ソムリエナイフ。

前にカツが持っていたのが盗まれた話を覚えていてくれて、
イタリア行きのはなむけにプレゼントしてくれたのです。

カツが仕事でしんどい思いをしたとき、いつもおいしいものを食べさせてくれて、好きなだけ酒も飲ませてくれた海より慈悲の深い人です。

最近は連絡もほとんどなく、日本に一時帰国する12月もどれくらい会えるのかすらわかりません。

象牙が少し欠け、スクリューが90度のところで止まらなくなった、
思いがたくさん詰まったソムリエナイフを見て、
時の流れがもたらす「変化」に悲しみを覚えざるをえません。

いつか必ず師匠に恩返しをする。
そう決めてイタリアに来ました。
今は無念なことにそのタイミングではないようです。
もっともっとその前にやらなければならないことがある、
自分の若さがくやしいです。
そのくやしさバネにイタリアで一花咲かせます。
待っててくださいよ、師匠!!


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